菖蒲投げ
2021.06.08


6月5日は、旧端午の節句の日です。この日に子どもたちの成長を願い、菖蒲を束にし家の屋根に投げるという風習があります。いまではそのような光景をほとんど見ることはできませんが、ちべん保育園では毎年、旧端午の節句の日に菖蒲投げをしてきました。今年は5日が雨になりましたので、予定を変更し、8日に菖蒲投げをしました。



保育園の屋根はとても高いので、砂場にテントを張り、そのテントに菖蒲を投げ入れます。テントに投げるといっても子どもたちにはわかりにくいので、赤オニさんの絵をテントに掲げ、始める前にみんなでオニ退治をしよう!とお話しをしました。
これから暑い夏がやってきますが、子どもたちが無事健康で過ごせますようにと願い菖蒲投げをさせていただきました。


ヨモギと菖蒲を求めて



菖蒲投げは、ヨモギと菖蒲を束ねて、子どもたちが投げられるようにします。ヨモギはその独特のにおいで邪鬼をはらうとされており、また菖蒲は先がとんがっているので悪鬼を退治する剣になります。
保育園の菖蒲投げではヨモギ3本と菖蒲は1株を束ねます。園児が130人なので、ヨモギが400本、菖蒲は130株必要になります。昔はヨモギも菖蒲も保育園の付近をさがせばたやすく見つけることができたのですが、河川の改修、住宅開発が進んだせいでしょうか、年々、見つけるのが難しくなっています。5月頃から、ヨモギと菖蒲がたくさん生えているところをさがしておき、菖蒲投げの前日に採りに行きます。来年もたくさん採れますように・・・。


2021.06.08 10:00 | 固定リンク | 定例行事

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